今月の聖句
敵を愛し あなたがたを
憎む者に 親切にしなさい
ルカによる福音書 6章27節
9月本例会プログラム
日時 2013年9月14日(土)18:00~
場所 所沢YMCA
司会 大澤和子
開会点鐘・開会挨拶 松下会長
ワイズソング・ワイズの信条 一同
聖句朗読・食前の感謝 大澤副会長
会食 (誕生日・結婚記念日)
卓話 「UNHCRの体験から YMCAを考える」
浅羽俊一郎氏(山手)
元国連難民高等弁務官
ワイズ報告 松下会長
YMCA報告 小谷主事
ニコニコ献金
閉会点鐘 松下会長
ニコニコボックス 8月 4,650円
累計 10,650円 出席率 80パーセント
8月出席状況8名(在籍10名) メーキャップ2名
例会出席メンバ6名 メネット0名 ゲスト1名
震災募金 8月分 10,001円 募金累計 19,001円
八月に思うこと 小関京子
8月15日 終戦記念日。毎年、心が引き締まる月です。8月6日、広島、9日長崎。世界で唯一の被爆国である我が国。私は、毎年、日本キリスト教団埼玉地区平和を求める8・15集会に出席しています。今年は、埼玉和光教会で集会が持たれました。
メインの講演は、核兵器をなくす国際活動家の、近藤紘子(こうこ)先生でした。8ヶ月の赤ちゃんの時に爆心地より1.1キロの牧師館で被爆されました。父親は出先から飛んで戻り、親子3人はとにかく無事でした。その後、ABCC(原爆症研究所)の被験者に選ばれ、思春期に目覚めるまで、高級車で迎えに来る米軍に協力します。が、世界各国の科学者や医師の前でライトを浴びながら何も身に着けずに経たされて質問に答えさせられる屈辱に耐えられず、広島から逃げ出し、被爆者であることを隠して生きます。やっと証言者として語れるようになったのは、最近のことと言います。今でこそ、世界中を回り、核兵器廃絶活動家としてご活躍ですが、苦しかった体験を語られました。長女として生を受け、8ヶ月で被爆。その後2人の弟さんが生まれたようですが、本人は乳幼児期の被爆のために子どもは生めない体です。福島の子どもたちのことが本当に心配になりました。
翌日、神保町の岩波ホールまで、「ヒロシマ・ナガサキ」の映画を見に出かけました。以前にも見たことがある映画ですが、悲惨な被爆者の方々の生き様を我がこととして刻みつけねばならないとの思いで、観てきました。若者達のインタビュー場面で、「8月6日は何の日だか判りますか?」に首をかしげる様子を見ながら、日本の教育の問題を見せつけられたようで胸が痛くなりました。
広島の原爆が他人ごとではないのは、私は広島の比治山のすぐ下の比治川沿いの家で、母の胎内に宿ったからです。父は、中国電力に勤めており、姉はそこで生まれたので、ヒロコ(弘子)と言います。私をおなかに抱えながら、母の一族が経営する企業に貢献するべく一家は埼玉県入間市に引っ越してきました。そして、東京の病院で生まれた私は京子と名づけられました。両親が引っ越して来なければ、今の私は存在しません。広島の事は、我が事なのです。
それにしても、島根県の学校で、「はだしのゲン」が自由に読めず、閲覧制限が設けられたという報道を目にして、事実が事実として教えられない我が国の教育が心配になりました。原爆の体験を風化させてはいけないと心から思いました。今、自分に出来ることは何か、出来ることを見つけて行こうと思う8月でした。
アジア大会報告 大澤和子
8月2日から4日まで、フィリピンのマニラでアジア大会が開催されました。私は、どうしてもアジア大会に行きたいと思ったのは、二つの理由があります。
一つは、長男夫妻に会いたいから。二つ目は、フィリピンの孤児院の丘に分骨をした夫のお墓参りをしたいからです。そこで、開催の一週間前に渡比して、長男のリゾートで竜宮城の乙姫様(の乳母)よろしくダイビング三昧の日々を過ごしました。
さて、8月2日アジア大会開会式。我が東日本区は、渡辺喜代美理事(十勝)がバナーをもって入場しました。開会宣言のあと、ポール・トムセン国際会長と、岡野泰和アジア地域会長(大阪土佐堀)と役員の就任式がありました。岡野会長41歳。若いリーダーに期待が持てます。
二日目は四つの分科会に分かれて、私は、「ユース事業」の分科会に出席しました。フィリピンの若者が堂々と発言をしていました。この会で、「ワイズメンは、資金を出して、若者を支援する。若者を自分たちの活動に引き込むのではなくて、若者がやりたい活動を支援することが大事。資金と場所の提供をして、計画の段階から若者に参加してもらう。若者は未来ではなく、現在である。」等々、深くうなずける意見がたくさん出されました。
大会三日目は聖日礼拝から始まりました。マルコによる福音書10章35~45を拝読しました。「人の子が来たのも、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また、多くの人のための、贖いの代価として、自分の命を与えるためなのです。」の聖句が心に残りました。私たちワイズメンは、キリストの愛を具現する存在でありたいと思います。
4分科会の報告の後、第71回インド国際大会、第26回京都アジア大会のアピールと続き、三日間に渡ったアジア大会が閉会されました。
アジア大会において、加藤重雄さん(仙台青葉城)と船木順司さん(京都トップス)がエルマー・クロウ賞(傑出した働きをした部長に与えられる国際賞)を受賞しました。日本人の活躍が目立ちました。
この三日間、私は大船に乗った金魚の糞でした。もちろん金魚は、利根川恵子部長(川越クラブ)です。英語ぺらぺらで、同時通訳がすごくわかりやすいし、何より抜群の記憶力で、一度聞いたら忘れない才女です。「大きな糞ね。」と言われて「金魚が大きいから。」と答える私。利根川さんのおかげで、アジア大会を100倍楽しめました。
(パンガシナンYMCAで)
大会終了後、利根川さんとマニラから3~4時間北に車を走らせたパンガシナン州に行きました。埼玉YMCAと姉妹関係にあるパンガシナンYMCAを訪問するためです。ジミー総主事ほか、理事の皆さんや職員の皆さんに大変お世話になりました。埼玉YMCAの青年たちがワークキャンプで作ったサン・シェイドやソーラードライヤーなどを見学しました。また、チャイルドケアセンターや、マザーズクラブにもご案内いただきました。百聞は一見にしかずと言いますから、ぜひ、ワイズの皆さんも一度パンガシナンYMCAに行かれることをお勧めします。フィリピン人のホスピタリティーと、青年たちのワーク跡に感動しますよ。
何より嬉しかったのは、自然消滅してしまったワイズメンズクラブをもう一度立て直し、IBCを結んでくださるとお約束をしてくださったことです。フィリピン側の準備が整ったら、みんなでIBC締結式に行きましょう。
最後に、夫のお墓にも行ってきました。もうかれこれ10年になります。記念樹のマンゴーの木はまだ、実をつけていませんでした。今度行く時には、実がなっているといいなあと思いました。
8月例会報告
二回目の募金活動は、所沢駅で行われ、10,001円の献金を得た。前回のコンコースのところの方が、乗る人降りる人共に注目されそうである。
(松下・林・小関・関の4名参加)
今月は、八王子クラブの久保田貞規さんの紹介で、栗原成晃さんがゲストで参加された。会長の司会で「クラブシンキング」の発題があり、いくつかのテーマの話と、利根川部長表明のクラブ紹介チラシを埼玉3クラブ合同で作る件の協議があった。
ゲストの栗原さんは飯能在住で金融機関に勤務後、経済団体常任幹事や大学講師をなさり、所沢YMCAの英語教室に参加し、ワイズの活動にも興味を示しておられるとの事。ワイズの長所を理解していただき、ご自身もワイズ活動に興味を持っておられるようで、入会につなげたい。
準備会報告
・9月募金場所:所沢駅 林さんに使用許可を!
・卓話の浅羽さんと最終打ち合わせ:大澤さん
・YMCAフェスタ出席者:大澤・林・関
・部会出席予定者:大澤・関
出席者[平川・林・大澤・小関・関]
YMCA報告 小谷全人
埼玉YMCAは9/2(月)より通常スケジュールにて再開しております。所沢センターは予定していた工事はすべて終わり、順調に2学期をスタートしています。
<YMCAフェスティバル開催>
9月22日(日)10:00-16:00で埼玉YMCAのフェスティバルを所沢センターにて開催します。是非、お知り合いの方々をご招待ください。
<チャリティゴルフ大会開催
-埼玉YMCA創立40周年記念->
今年で16回目のチャリティゴルフ大会が以下の日程で開催されます。
日程:10月4日(金)
場所:飯能パークカントリークラブ
<AOAツアーのご案内>
AOA(Active Old Adults)大人のためのスタディーツアー開催にあたり、是非お知り合いの方々へご紹介ください。
日程:10月15日(火)~24日(木)(8泊10日)
場所:アメリカ:オレゴン州ポートランド市
※詳細は別途ご案内資料がありますのでお気軽にお問い合わせください。
<ユースボランティアリーダーフォーラム終了>
8/30-9/1、ユースVLFへ、埼玉YMCAから2名のリーダーが参加し、豊かな学びのときを過ごして帰ってまいりました。ワイズメンズクラブの皆様のお支えによるユース育成の尊い場面となっており、引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。
◇どんなことがあるの◇
14日 募金・例会
22日 YMCAフェスタ 所沢YMCA
28日 12:00準備会(川越・エスペランサ)
28日
15:00 部会(川越ラボアアクテ)
10月12日 募金・例会
10月21日 埼玉YMCAチャリティーゴルフ
10月26日 準備会(10:00予定 )
編集後記
猛暑、豪雨、竜巻に翻弄された夏であった。
4月下旬の福島訪問後、原発作業員のTwitter「Happy11311」さんを毎晩見ている。新聞に掲載されている以上の過酷な状態で、毎日、命と引換の様な放射能と闘い、復旧作業を現場からつぶやいてくれる。東電は金がかかるから、放射能汚染水防止の原発を囲む障壁を造らず、海に漏洩発覚で、急遽海岸に地中壁を作るが地下水が乗り越える。国民が元気になるかもしれないが、五輪招致に不利だからか、急に政府は国費を出して、原発問題解決を表明する。2年半できない事が、直ぐ出来るか。タイガーマスク出番ですよ!